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妊娠中・産後の鍼灸

逆子鍼灸

逆子鍼灸

このページは逆子鍼灸専門の解説になります。



「逆子は自然と治る」


そう言われたことがあるかもしれません。

しかし、なかなか治らないことがあるわけです。



「お灸がいいらしいよ!」


そんな話を聞いたこともあるかもしれません。



鍼灸が効果が高いと言っても、やみくもに鍼灸をしたら良いという訳ではありません。


これまでに逆子の鍼灸を延べ3,000人に行ってきました。



しかし逆子が治りやすい状態があり、そこには科学があります。


それを踏まえた上で鍼灸を行うからことで赤ちゃんが動きやすくなるのです。



では治りにくい状態とはどんな状態なのか?

どうしたら治りやすいのかを解説します。


早く治る方法を知りたい場合は
からお読みください。


妊娠・産後以降の鍼灸

妊娠後は表の①~⑤の時期に的確に応じた施術を行います。

ごあいさつ

逆子ケアセラピスト
逆子ケアセラピスト
鍼灸あん摩マッサージ指圧師
不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー
一般財団法人 変化と成長のコミニュケーション推進協会認定トランスコーチ
病院で逆子と診断されても、「そのうち治るよ」と言われることがあるかもしれません。

いずれ治るかなと思っていても、なかなか戻らないとだんだん焦ってきてしまうかもしれませんね。


一般的には逆子は30週(早ければ28週頃から)を超えると診断されます。


逆子になってしまう明確な原因は分からないことも多いですが、どうなると治りやすいかというメカニズムがありアプローチがあります。



私たちは大切なお産を良い形で迎えられるよう、科学的な知見から、そして東洋医学の知恵を用いてサポートいたします。

不明点や不安なこと、相談したいことなどありましたらお問い合わせください。

院長とお母さん、赤ちゃんの写真

②-b 逆子鍼灸

逆子の原因

・子宮の形の異常(単角子宮、双角子宮)
・骨盤が狭い
・子宮筋腫
・胎盤の位置(前置胎盤、低置胎盤)によるもの
・羊水過多・過少
・赤ちゃんの可動性過多/過少
・へその緒の長さ
・高齢
・初産婦
・多胎
など。
しかし多くは原因不明です。

週数別の逆子の確率/自然に治る確率

骨盤位の頻度(逆子の確率)
妊娠28週            24.2%
妊娠30週            17.4%
妊娠32週            11.6%
妊娠34週            7.6%
妊娠36週            5.6%
分娩時             5.4%

骨盤位から頭位への自然回転率(逆子が自然に治る確率)
妊娠28週          82.2%
妊娠30週          72.8%
妊娠32週          58.6%
妊娠34週          37.3%
妊娠36週          10.2%

東原 亜希子(埼玉県立大学 保健医療福祉学部看護学科), 堀内 成子, 山中 美智子

母性衛生(0388-1512)58巻2号 Page371-379(2017.07)より引用


赤ちゃんは子宮内を動いており、約40%の妊婦さんは、逆子を経験しています。


妊娠28週頃から頭が下の状態(頭位)になってきます。


しかしその時点で逆子だとしても80%が自然に治ります。

そのため検診で指摘されることがないかもしれませんし、されても特に対策等いわれないことが通常です。



また逆子体操や寝る向きに科学的なエビデンスはないとされ、実際に当院へ来院される患者さまも、逆子体操を指導されているケースはあまりありません。


専門の書籍でもエビデンスがあるとは書かれていませんし、現場でもあまり推奨されていません。

逆子のままでも赤ちゃんのお尻が下になっている場合は自然分娩も可能とされますが、安全が第一のためほとんどが帝王切開による分娩となります。



しかしながら、当院へ来られる逆子で悩んでいる患者様は何とかできることはしたいと多くの不安を抱えながらいらっしゃいます。

何をしたら効果的なのか、この先どうなるのか、分からないことに対する不安は大きいものだと思います。


その様な点に対し、科学的に証明されていることや対策を、しっかりと説明しながら少しでも安心して取り組めるようにサポートいたします。


逆子鍼灸の予約はこちら

34週で自然に治る確率は37%

妊娠36週になると自然に戻る確率が10%となり、帝王切開になる確率が高くなります。

34週を超えると自然に治る確率が37%となり難しくなってきます。


しかしある研究では36週の妊婦さんにお灸をすることで50%治っています。


治りやすい方は34週までに自然に治るが、その時点で逆子の場合は少しでも早く鍼灸治療をした方が良いということがいえます。
早く治療を開始することで、胎動が出ることで回転しやすくなり、また子宮内で回ることができるスペースを確保しやすくなるからです。

当院でも一番遅くて37週3日で治った患者様もおりますが、週数が深くなるほど難しくなってしまうため、一度お早めにご相談いただければと思います。

こんなことはありませんか?

・お腹が張りやすい

・食後や寝る前に胎動を感じにくい

・疲れがある

・仕事が忙しい

・考えることが多く休まらない

・人間関係で考えてしまうことがある

・休みもゆっくりしていないことが多い(頭/体どちらかでも)

・後期のつわりがある

・不眠、眠りが浅い

・血流が悪い

・こりがある

・体調不良を感じる


これらのことがあれば、改善のためのポイントになります。


なぜなら治りやすくなる環境があり、治りやすい身体づくりができるからです。



逆子で有名な「至陰」や「三陰交」にお灸をするから治るというわけではありません。


また科学的(血流障害)にも東洋医学的にも冷えが関係することも多いですが、それが原因でもありません。


治りやすい環境づくりとともに、「至陰」や「三陰交」をすることで効果が上がります。

鍼灸による逆子治療のメカニズム

「下腿・足部への刺激が、脊髄性あるいは上脊髄性の自律神経反射により、臍帯動脈や子宮動脈を拡張し、子宮への動脈血流増加を促した結果、子宮の血流量が増えて軟らかくなり胎児を返りやすくしている」と考えられます。

逆子が治りやすい身体の環境を整える

赤ちゃんが戻るには回転する必要があります。
そのため
①胎動
②お腹の中で動くスペース
③羊水の量
がポイントです。

・子宮の血流が悪くなる
・自律神経が乱れる
これらの影響で胎動とスペースが減ってしまいます。

①血流の問題

血流が良ければホルモン(ペプチドが関係するといわれる)がへその緒を通して伝達されます。

②自律神経の問題

食後や寝る前は副交感神経が優位になり胎動を感じやすくなります。
リラックス状態でお腹が柔らかい状態になり赤ちゃんが動きやすくなります。
ストレスや疲労で交感神経が優位になっているとお腹が張ったりして回りにくくなってしまいます。

また子宮も筋肉なので柔らかい方が、胎動が出やすくなります。
赤ちゃんの押したりする動きに対して子宮の柔軟性がある状態です。
そのようなときはボコッと動いたりするのが感じやすいと思います。

そして副交感神経が優位でリラックスしている時がお腹が緩み血流も良い状態となり、戻りやすい環境となります。
(逆子体操は戻る根拠が証明されておらず、きつい姿勢を取るためお腹が張ったりすることで緊張状態や血流が悪くなる状態になってしまいます。)

交感神経が優位になってしまう原因の多くが、お仕事や家でのやらなければいけないこと、勉強や何かしら頭を働かせていることだといわれます。
一生懸命なにかに打ち込むことによる、気が付かないストレスによる交感神経優位状態も多いものです。

そのことによる自律神経のバランスや血流を促進して体のコリやストレスを緩めて、副交感神経を優位にすることで
①胎動
②お腹の中で動くスペース
③羊水の量
の環境を改善し治りやすい身体へと整えます。

東洋医学的見解

お灸も大切なアプローチですが、根本的には上下の陰陽のアンバランス(冷えと熱のアンバランス)があるために、逆子というアンバランス状態になります。
つまり足の冷えや上半身の熱を解消し、身体全体のバランスを整うので逆子が治りやすい身体へ変わっていきます。
(他にも東洋医学的には様々な考え方ができるので割愛します。)

その根本に対してアプローチすることが、治りやすい環境づくりをするそあら式逆子鍼灸です。
治りやすい環境に変わると、実際に逆子のお灸をしなくても治ります。
根本的アプローチに加えてお灸をすることで後押しを強くします。

そあら式逆子鍼灸の流れ

①カウンセリング

状況の確認、施術効果の説明、逆子についてのお話等を行います。

②逆子が治りやすい環境づくりの鍼

刺さない鍼なので痛くありません。
自律神経が整い、血流を促すことで胎動が起こりやすくし、子宮内で動けるスペースを増やして赤ちゃんが回転しやすい環境づくりをします。

治りやすくなる条件としてリラックスした状態が大切なため、痛い鍼や熱いお灸はしませんので、どっぷり緩んだ状態でお受けいただけます。


※施術の姿勢について
仰向けで行います。
まれに仰向けで赤ちゃんの重みにより動脈や静脈、胃が圧迫され気分が悪くなったりすることがあります。
楽な姿勢で施術を受けられることが重要ですので、もし姿勢がお辛いなどありましたら横向きなど楽な姿勢で施術を進めることができますので、無理せずおっしゃってください。
姿勢によってできなくなってしまう施術は基本的にはありませんのでご安心ください。

③逆子のお灸

逆子のお灸を行います。
お身体の状態に合わせることで適切な刺激量となり治りやすい環境になります。

また安産灸のツボにも同時に行います。
逆子のお灸で有名な「三陰交」というツボは、安産灸でも有名なツボでもあります。

④腰痛や肩こり、その他の症状に対しての施術

コリ等が改善されて血流が良くなることで、胎動が増えて逆子が治りやすくなります。
またリラックスしたり、精神的に安心することも自律神経や血流が整い治りやすい環境になります。

⑤セルフケアのご提案

患者様によっては生活習慣の見直しやセルフケアによって自然と治る確率を高めることさえあります。
週数や第何子であるか、身体の状態、ライフスタイル、ストレス等によって大きく状況が異なるからです。

それだけ大切なセルフケアとなるので、逆子が治りやすい環境づくりのセルフケアをお伝えします。
逆子のお灸

ご自宅で取り組める逆子対策(セルフケア)

ポイントは
①胎動
②お腹の中で動くスペース
③羊水の量
の3つです。

・逆子灸
・冷え対策
・お腹を柔らかくする
・お腹の深部の体温を上げる
・水分の取り方

など冷え対策や体温を上げることで、子宮への血流を促し治りやすい身体づくりを行います。

「至陰」「三陰交」といったツボにお灸を行える、ご自宅でできる「逆子灸セット」をご用意しています。
ご自宅にてお灸をしていただくと、より効果的です。


以上は基本的に誰にでもおすすめできるセルフケアになります。



そしてその方個人の体質や症状に合ったセルフケアが、効果の高いケアとして重要です。

施術を通して把握したのちに、あなた個人にあった効果的なセルフケアをご提案いたします。

逆子の患者様の声

M.Y様  32歳 冷え症が治まり、便通も良くなり、妊娠前より健康的な体になりました。
9か月に入っても逆子が治らず、産婦人科の先生に「次の検診で戻っていなかったら帝王切開の計画を立てましょう」と言われ、慌ててそあら鍼灸院に初診でかかった1月13日。

長男がいる中、出産入院は最短に止めたかったため、帝王切開ではなく自然分娩で生みたいという気持ち・体の状態等々を丁寧に聞いて下さり、一つ一つの治療をどういう目的でどういう効果があるのか説明しながらして下さり、一回目から安心しきってしまいました。

鍼もお灸も初めてでしたが、全く怖くありませんでした。
次の検診には逆子が戻っていましたが、一回で体質も変わってきているのが分かり、出産まで通わせて頂いたのですが、今回の大安産は皆様のおかげだと思っています。
F.Y様 30歳 針とお灸をしてもらい、また家でもお灸をやる事になったのですが、その2日後にまたグルン!
予約日前日…まさかの…ん?逆子治った?と思いつつ、逆子治療してるならば、治ったか治ってないか治ってないかもわかるだろ!と言う気持ちで行きました。 そしたら、やはり逆子が治ってると言う診断で、その翌週の検診日でもやはり、逆子は治っていました。
M.W様 33歳 逆子が直らず帝王切開予定でしたが、手術の前日に直り、中止となりました。
妊活中から逆子対応まで、長い間大変お世話になりました。
逆子が直らず帝王切開予定でしたが、手術の前日に直り、中止となりました。

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