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妊活お役立ちコラム

2021/05/17

不妊カウンセリング

Shinjuku ART Clinic不育症外来開設について

そあら鍼灸院の楠本です。
過去に妊娠11週で流産し、不育症の検査をした経験があります。


当院では不妊鍼灸の研鑽と並行して、病院での不妊治療の情報収集を常に行っていました。

そのため、患者様から相談を受けた時も他の病院での治療法などを伝え、病院選びの参考にしていただいています。




Shinjuku ART Clinic 不育症外来

さて、2021年4月20日よりShinjuku ART Clinicで毎週火曜日に不育症外来が設立されました。


Shinjuku ART Clinicは永遠幸グループの病院です。

他の永遠幸グループ系列の病院は加藤レディスクリニック・新橋夢クリニック・Natural ART Clinic日本橋・みなとみらい夢クリニックなど実績のある病院ばかり。


しかし、どのクリニックも不育症については自院では治療せずに他院での診察を勧めていました。

そのため、Shinjuku ART Clinicで不育症外来の設立にはかなり驚かされました。



今回はShinjuku ART Clinicの不育症外来の特徴についてお伝えします。



Shinjuku ART Clinicの不育症外来について

Shinjuku ART Clinicの不育症外来は毎週火曜日に行われます。

担当は竹下俊行先生で、日本医科大学付属病院で多くの不育症患者様の治療に当たっていました。



Shinjuku ART Clinicで行われる不育症検査


・子宮形態評価(3D超音波断層法、子宮鏡、MRI)

・抗リン脂質抗体症候群検査

・染色体検査

・内分泌検査

・免疫検査

・その他


永遠幸系列の病院では子宮鏡検査は行っておりませんでしたが、Shinjuku ART Clinicで子宮鏡検査が出来るようになったことは大きな変化ですね。


子宮鏡検査は行うことで

・子宮形態

・ポリープや粘膜下筋腫

・慢性子宮内膜炎の有無(子宮鏡検査だけで確定はできません)

これらが分かります。


子宮鏡検査により不育症だけでなく、着床を阻害する原因が分かるかもしれません。




Shinjuku ART Clinicの不育症外来での治療


・低用量アスピリン療法

・ヘパリン療法

・子宮形態異常への内視鏡による治療

・TLC(Tender Loving Care)


上3つは多くの不育症外来で行われている治療法ですね。


流産経験のある著者からすると4つ目のTLCは患者様に安心感を与えるように思います。

「Tender Loving Care」は和訳すると「優しく思いやりのある世話」です。


TLCは胎嚢が見えるぐらいの妊娠初期から週1回こまめに経過を見る方法です。




妊娠して嬉しい筈なのに初期は不安が多いです。

悪阻の有無に一喜一憂し、赤ちゃんは大丈夫か分からずひたすら耐えなくてはいけません。



しかし、妊娠初期は2週間に1回ぐらいの診察のことも多いです。

頻度を上げて診察すると安心感がうまれますね。

薬などを使うわけではありませんが、出産率が上昇したというデータがでているようです。




不育症は妊娠しても不安が強く精神的な負担がかなり強いです。




Shinjuku ART Clinicで不育症が開設されたことは、流産・死産に苦しんでいる方にとって非常に大きなことだと思います。

不育症に悩まれている方が少しでも心穏やかに過ごせることができたら幸いです。



この記事の著作者

院長 松本 敏樹

不妊カウンセリング学会 認定不妊カウンセラー
一般社団法人「日本生殖医学会」会員
妊活コーチ/妊活コーチング
東京漢方鍼医会 代表

より詳しい内容はこちらをクリックしてご覧ください。
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