「冬は妊娠しにくいでしょうか?」と質問されることがあります。
冬に移植を考えている方は、
冬の冷える時期に移植をしても、
着床しにくいのではないかと心配になってしまいますよね。
また冷え性がある患者さんも、冬は妊娠しずらくなってしまうのか気にかかるところでしょう。
本来は、冬だからといっても妊娠率が落ちることはありません。
基本的に季節による差はありません。
厚生労働省の月別に見た出生率を調べてみても、その差はほとんどありません。
実際に周りの方の誕生日にそう偏りはないのではないでしょうか?
「妊娠しやすい身体づくり」がしっかりできていれば、
真冬でも移植してまったく問題ありません。
冬だからといって着床しにくくなることはありませんが、
ただ一つ!!
寒さによって実際に身体がとても冷えてしまっている場合はよくありません。

冷えが悪い影響を与える場合
本来は冬の寒さも必要なものです。
しかし、人によっては季節などの外的要因や、
食べ物などの生活習慣によって悪い影響を受けてしまう場合があるからです。
(参考:「呼吸器疾患」講義 妊活にも共通するツボ選びのコツ 東洋医学的な病気の原因についての内容があります)
寒さによって身体が冷えてしまっても(一時的な冷えは誰にでもあるので問題ありません。大丈夫です!)、
良い状態であればまた段々温まってきます。
一度冷えると、そこから全然温まらないということはないでしょうか?
その場合はまだ身体づくりが十分ではないかもしれません。
身体が冷えていると循環も悪くなり、子宮も冷たい状態です。
温まる力が足りない場合は冷えっぱなしの状態になってしまうからです。
身体の準備が整えば大丈夫

大事なことは「妊娠の準備ができているか」ということ。
(準備ができてきたかは脈で判断しています)
足が冷えなくなってきた、
お腹が温かくて柔らかくなってきた、
というように変わってくれば、
簡単には寒さ、冷房や冷飲食などによる悪い影響は受けないので安心してください。
それであれば真冬であっても、冷えによって妊娠いにくいということはありません。
寒さに負けない体づくりをしていきましょう!!
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